ご訪問ありがとうございます。現在更新休止中です。
ひとくちに戦争といっ・・・
ひとくちに "戦争" といってもその様態は無数であり、経験は無数であり、記憶もまた無数であって、こまかく痛切なところで話し合っていくと、やがて、どう手のつけようもなく彼我のあいだに茫漠とした薄命の、まさぐりようのない地帯がうかびあがってくることを痛感させられて、沈黙せずにはいられなくなってくる。
『開口閉口』より
江戸の笑いはウィット・・・
江戸の笑いはウィットであり、乾いていて、閉じており、しばしばさびしくもあり、効果としては上半身での微苦笑であることが多かった。
上方の笑いはユーモアであり、感性であって、濡れており、開いていてにぎやかで、浮揚し、全身で笑わせようとたくらむ。しばしばたくらみよりは無手勝流の即興で翔びたとうとする。
どちらが上質であるかはもとより論外。
好みの選択である。
人それぞれの好みである。
『開口閉口』より
ソフィスティケーショ・・・
"ソフィスティケーション"と呼ばれる心の反射はただ洒脱だけに神経の切尖を磨いておくのではなく、
同時に本然の謙虚さや素朴さもそっとどこかに匂わせて相手を微笑のうちに信頼させる技でもあるらしい。
『開口閉口』より
登録:
投稿 (Atom)