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だからよく「絶望の暗・・・


だからよく「絶望の暗黒文学」とゆう風な広告文句が出ますけれども、文学には絶望ということはありえない。


ドストエフスキーがどんなに人間の暗黒面を描き出して絶望を書いていても、

セリーヌがどんなにものすごい絶望を書いても、

あるいは三島由紀夫が徹底的に不毛な世界を書いていても、

字でものを書いている限り、彼はヒューマニストなんですね。


講演『経験・言葉・虚構』より

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