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江戸の笑いはウィット・・・


江戸の笑いはウィットであり、乾いていて、閉じており、しばしばさびしくもあり、効果としては上半身での微苦笑であることが多かった。


上方の笑いはユーモアであり、感性であって、濡れており、開いていてにぎやかで、浮揚し、全身で笑わせようとたくらむ。しばしばたくらみよりは無手勝流の即興で翔びたとうとする。

どちらが上質であるかはもとより論外。

好みの選択である。

人それぞれの好みである。


『開口閉口』より

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